各種競技展望

登 山

中山 和也 (県住吉)  

県高校総体では、登山競技とスポーツクライミング競技(以下SC)と分けて実施している。SC競技は、ボルダリング、スピード、リードの3部門に分かれている。SCは近年競技人口が増えており、県内大会の参加者も増加を続けている。全国選抜SC大会では、本県選手が毎年上位に入る活躍をしており、高いレベルの戦いが期待できる。

 登山競技は、全国高等学校登山大会予選と関東高等学校登山大会予選を兼ねて、5月中旬から下旬にかけ3日間の日程で実施する。1日目は幕営審査、装備審査、マナー審査などを行う。2日目の登山行動では指定されたコースを制限時間内に歩き通すことが予選通過の最低条件となる。ここでは歩行審査、体力審査、装備審査、山行記録審査がある。さらに翌週には会場校にて天気図試験、課題試験(気象、救急法、読図)を課し、登山で必要となる知識を問う。これらの結果を総計して、全国大会(男女各1校)、関東大会(男女計12校)の出場校を決定する。各校は早い段階から周到な準備、トレーニングを積んで大会に臨んでおり、わずかなミスが勝敗の分かれ道となる。登山専門部では安全登山を最優先に掲げ、競技内容を検討してきた経緯がある。ここで得た知識・技術を普段の山行や合宿にフィードバックし、各校の安全登山につなげて欲しい。

 今年度の全国大会は兵庫県の氷ノ山・鉢伏山・蘇武岳を中心とする山域にて開催される。神奈川の代表校は入念な準備と体力トレーニングを積んで好成績を収めてきており、今後も活躍が期待できる。また関東大会は、10月に東京都の大島町にて開催される。離島での大会となり、代表選手はぜひ関東の他県の選手と交流を深めて欲しい。