各種競技展望

ソフトボール

上野 剛一 (県茅ケ崎)

 2025年は「厚木王子」の年であった。春は関東大会を制し、周りからは「出し切った」と思われていたが、インターハイも勢いそのままで押し切った。秋山青年監督就任3年目の快挙であった。優秀な3年生が引退し、数的には少ない2年生と厚木王子の伝統を学習中の1年生で人数的にはギリギリの船出となった秋。しかし、伝統は途切れない。下馬評を覆して秋季新人戦を制してみせたのだ。どうしても厚木王子の快進撃に隠れているが、男子の光明相模原も相変わらずの強さを見せた。関東大会では準優勝の成績を残した。

 女子の戦いから見ていこう。上記に「厚木王子」の強さを強調したが、ライバル光明相模原も実に惜しかった。インターハイ予選と秋季新人戦は決勝で、ともに延長タイブレーカーで敗れた。一球一打が息をのむ。それほどに両者の実力は近しい。あっさり光明相模原が神奈川県を制しても誰も不思議には思わないであろう。そこからやや離れて横浜清風か。豊富な人材と指導陣の充実さは他チームにとっては脅威である。その他では横須賀総合・高津・荏田の公立勢が人数は少ないながらもがんばっており、私立の湘南学院・捜真女学校・向上も展開しだいでは大波乱を巻き起こせる力は持っている。

 実は男子も同じことが言える。横須賀学院が本当に光明相模原を倒すところまで行くかもしれない。点差には表れない部分ではあるが、何年も光明相模原王朝が続いている中、革命が起きるかもしれない。